GEAR
ペンとシェークどっちが向いてる? — プレースタイル別 5 つの判断軸
卓球のラケットはペンホルダーとシェークハンドの 2 大流派。どちらが自分に向いているか、5 つの判断軸でセルフ診断できる構成で徹底解説します。

「ラケットを買おうとお店に行ったら、ペンとシェークどっちにすればいいか聞かれた」── これは大人初心者の卓人(タクジン)からよく聞く話です。
「迷ったらシェーク」がよく言われるアドバイスですが、 必ずしも全員にシェークが向いているわけではない のが事実。本記事では、 自分のプレースタイル傾向に応じてどちらが向いているか を判断するための 5 つの軸を提示します。
基本のおさらい:ペンとシェークの違い
シェークハンド(略称:シェーク)
握手するように持つラケット。柄が太めで、両面にラバーを貼って 両ハンドで打つ のが基本。
- 世界トップ選手の 9 割近く がシェークハンド
- 教則本・YouTube 動画の多くがシェーク前提
- バックハンドの選択肢が広い
ペンホルダー(略称:ペン)
ペンを持つように握るラケット。柄が短く、 片面でフォアを打ち、バックは別の打ち方 で対応(中国式は両面も可)。
- 日本・中国・台湾などアジア圏で歴史が長い
- フォアの威力が出やすい
- 攻撃的なスタイルに向く
5 つの判断軸でセルフ診断
以下の 5 つの質問に答えていくと、自分の傾向が見えてきます。
Q1. 「両ハンド対応」と「フォア重視」、どちらに惹かれる?
- 両ハンド対応(フォアもバックも普通に打ちたい):シェーク
- フォア重視(回り込んでフォアで決めたい):ペン
シェークは両ハンドのバランス、ペンはフォアの威力が魅力です。
Q2. テレビ・YouTube で観戦するとき、誰のプレーに憧れる?
- 張本智和、伊藤美誠、石川佳純など現代トップ選手:シェーク
- 吉田海偉、王皓、許昕など中国の伝統選手:ペン
憧れの選手を真似することは、上達のモチベーションに直結します。
Q3. 「教則本・YouTube 動画」をどれくらい参考にしたい?
- 積極的に参考にしたい:シェーク(情報量が圧倒的に多い)
- コーチに直接習うので不要:どちらでも OK
独学派の大人初心者には、 情報量の多いシェーク が始めやすいです。
Q4. 手首の使い方をどう感じる?
- 手首を大きく使う動きが自然に感じる:ペン
- 手首を固定したまま、肩から振りたい:シェーク
ペンは手首の動きが大きい、シェークは腕全体で振るイメージです。
試打して、 どちらが自然に感じるか を確かめましょう。
Q5. 守備型 or 攻撃型、どちらを目指したい?
- 攻撃型(自分から打って決める):どちらでも OK(両方とも攻撃可能)
- 守備型(カット、ロブ、変化球):シェーク(両面の柔軟性が必要)
カット選手はほぼ全員シェーク。守備型なら迷わずシェークです。
判断のまとめ
| 質問 | シェーク優位 | ペン優位 |
|---|---|---|
| Q1 両ハンド or フォア重視 | 両ハンド | フォア |
| Q2 憧れの選手 | 現代トップ | 中国伝統 |
| Q3 教則本依存度 | 高 | どちらでも |
| Q4 手首感覚 | 固定 | 大きく使う |
| Q5 守備型志向 | 高(カット系含む) | 低 |
5 問のうち 3 問以上シェーク優位 → シェークを選びましょう。
3 問以上ペン優位 → ペンに挑戦する価値があります。
「迷ったらシェーク」が定説の理由
それでも一般的なアドバイスは 「迷ったらシェーク」。これには根拠があります:
1. 教則情報の多さ
YouTube・書籍・コーチ・大会の全ジャンルで、シェーク向け情報が圧倒的に多い。情報を集めやすいのは大人独学者にとって大きな利点。
2. バックハンドの選択肢
シェークはバック面にも自由にラバーを貼れて、 裏ソフト/表ソフト/粒高 など組み合わせが豊富。一方ペンのバックは打ち方そのものが特殊で、習得難度が高めです。
3. 世界の主流
世界トップ選手の大半がシェークなので、 海外動画の真似 がしやすい。
それでもペンを選びたい人へ
「ペンに憧れる」「フォアを極めたい」── そう感じるなら、 ペンに挑戦する価値はある と思います。
注意点:
- 指導者の数 が少なめ。ペンを指導できるコーチが地域にいるか事前確認
- 対戦相手の少なさ が情報源の少なさにつながる
- 試合での希少性 が逆に武器になる(相手が慣れていない)
- 中国式ペンを選ぶか、日本式ペンを選ぶかで、さらに分岐する
「希少だからこそ強くなれる」という見方もできます。 自分の意志を信じる のが一番大切です。
試打のすすめ
実際にお店で 両方を試打 してみるのが最も確実な判断方法です。
- 卓球専門ショップの 試打用ラケット を借りる
- フォア・バック・サーブを順番に試す
- 5〜10 分でフィット感を確認
- 「自然」「持ちやすい」と感じる方を選ぶ
試打前に「私はこっちにする」と決めずに、 手の感覚 に従うのがおすすめです。
どこで買う?
ラケットは卓球専門ショップで買うのがおすすめ:
- 試打させてもらえる
- 店員さんがプレースタイルに合わせて提案してくれる
- 完成品(ラバー貼り済)で初心者向けセットがある
タッキュウヤリタイの 絞り込み検索 では、ラバー貼替対応の卓球場が探せます。
あわせて読みたい:卓球ラバーの選び方完全ガイド / 卓球を始める大人のための持ち物・費用ガイド
まとめ
- 「迷ったらシェーク」は依然として正論。情報量・指導者・両ハンド対応で有利
- ただしフォア攻撃に憧れる・手首を大きく使うのが自然・中国伝統選手が好きなら、ペンも十分選択肢
- 5 つの軸でセルフ診断し、3 問以上の優位で判断
- 最終的には 試打して 自分の手に合うものを選ぶ
- 卓球専門ショップで完成品を買うのが初心者の鉄板
ラケット選びは卓球を始める瞬間の大きな分岐点です。本記事が、自分に合う一本を見つける助けになれば嬉しいです。

執筆・編集
タッキュウヤリタイ編集部
全国の卓球場情報を集め、現地取材・公式情報・一次資料の確認をもとに記事を作成している編集チームです。料金・営業時間・設備などの事実は公式サイトや施設への確認を基本とし、卓球を実際にプレーするメンバーの視点で「卓人(タクジン)」に役立つ情報をお届けします。
編集方針: 事実は公式情報・一次資料で裏取りし、推測は推測と明記。誤りのご指摘・最新情報のご提供はいつでも歓迎しています。
運営・編集部について →