BEFORE YOU PLAY

この記事で分かること

  • 11点と2点差、サービス2本交代の基本を具体的な得点例で理解する
  • 10対10からの1本交代と、ダブルスの打球順を区別する
  • 判定や順番が分からなくなったら、次の球を始める前に確認する

初めてのゲームでは、「何点で終わるの?」「次のサーブはどっち?」と迷いやすいものです。まずは11点制、2点差、サーブの交代を覚えるところから始めましょう。

点数の数え方を具体例で紹介し、サーブやダブルスのルールも順に説明します。大会に出るときは、主催者の案内も一緒に読んでおくと安心です。

011ゲームは11点、マッチは複数ゲーム

規定の高さ15.25cmに張られた卓球のネット
規定の高さ15.25cmに張られた卓球のネット
  • 1ゲームは、原則として先に11点取った側が勝ちます
  • 10対10になった場合は、先に2点差をつけた側が勝ちます
  • 1マッチを何ゲームで行うかは、競技会や参加者間の取り決めで決まります

たとえば5ゲームマッチなら、先に3ゲームを取った側がマッチの勝者です。練習では3ゲームマッチなど、使える時間に合わせて先に決めておきます。

「11点になったら必ず終了」ではありません。10対10、11対10ではまだ2点差がないため続き、12対10になった時点で終了します。点数を数える人は、得点だけでなくゲーム数も別に記録します。

大会会場のスコアボード。ゲーム数と得点を分けて記録する
大会会場のスコアボード。ゲーム数と得点を分けて記録する

021回のラリーごとに1点入る

サービス側・レシーブ側のどちらでも、ラリーに勝てば1点です。代表的な得点・失点の例は次のとおりです。

  • 正しい返球が相手コートへ入らない
  • ボールが自分のコートで2回バウンドするまでに返せない
  • フリーハンド(ラケットを持っていない手)がプレー中に台の上面へ触れる
  • 競技面より上で、自分のコートへ向かうボールの進行を妨げる

実際の規則には、身体・衣服・ラケットがネットへ触れる場合や、台を動かした場合なども定められています。判断に迷う場面は公式ルールを確認します。

03サービスは2本ずつ交代する

通常は、同じ人が2本サービスを出したあと、相手へ交代します。

スコアの状態交代のタイミング
0対0〜10対10になる前2本ごと
10対10以降1本ごと

10対10以降はサービスを1本ずつ交代し、どちらかが2点差をつけるまで続けます。

総得点で次のサーバーを確かめる

通常時は、両者の得点を足した総得点が2増えるごとにサーバーが変わります。最初のサーバーをA、相手をBとすると次のとおりです。

これから行うラリー総得点サーバー
1本目・2本目0・1A
3本目・4本目2・3B
5本目・6本目4・5A

どちらが点を取ったかは交代のタイミングに影響しません。10対10以降はこの表を使わず、1本終わるたびに交代します。順番が分からなくなった場合はプレーを急がず、審判または相手と確認してください。

9対9からの進行を、実際の点数で追う

シングルスでAがそのゲームの最初にサービスをした場合を考えます。下表の点数は常に「Aの得点対Bの得点」で表しています。試合中の審判のコールは次のサーバー側の点数から行うため、この表の左右と同じ並びになるとは限りません。

ラリー開始前の点数(A対B)次にサービスをする人このラリーをA・Bどちらが取るか
9対9B(2本のうち1本目)Aが取って10対9へ
10対9B(2本のうち2本目)Bが取って10対10へ
10対10AAが取って11対10へ
11対10BBが取って11対11へ
11対11AAが取って12対11へ
12対11BAが取って13対11で終了

この例では11点へ先に到達しても、その時点では差が1点なので終わりません。10対10以降は、どちらが得点したかにかかわらずサービスを1本ずつ交代します。13対11になって初めて2点差がつき、Aがゲームを取ります。

点数の合計でサービス順を点検する

10対10になる前は、点数の合計が0・1なら最初のサーバー、2・3なら相手、4・5なら最初のサーバーというまとまりで考えられます。9対9は合計18なので、この例ではBの番です。「自分が2点取ったら交代」ではなく、両者の得点を合わせて2ラリーごと、と考えます。

試合中に順番が分からなくなったら、次のサービスを出す前に審判へ確認しましょう。間違いに気づいても自分たちで得点を戻さず、審判の案内に従って再開します。

練習ではスコアを声に出し、サービス権も指さしで確認してみましょう。打球技術とは別に試合進行を練習しておくと、接戦でも「次は誰の番か」に意識を取られにくくなります。

04正しいサービスの基本

シングルスのサービスは、次の流れで行います。

  1. ボールを、静止したフリーハンドの開いた手のひらに置く
  2. 回転をかけず、ほぼ垂直に16cm以上投げ上げる
  3. 落下中のボールを打つ
  4. 自分のコートで1回、その後相手のコートで1回以上バウンドさせる
  5. トスから打球まで、ボールを相手から隠さない

ボールは、サービス開始から打つまで台より高く、エンドラインより後方になければなりません。身体や衣服で隠すのも避けます。

05ネットに触れたサービスとエッジ

正しいサービスがネットに触れたあと、相手コートへ正しく入った場合はレットとなり、そのサービスをやり直します。ネットに触れたあと相手コートへ入らなければ、通常はサービスミスです。

ラリー中にボールが台の上面の端へ触れて入れば有効です。一方、台の垂直な側面だけに当たったボールは競技面へ触れていないため、有効な返球にはなりません。見分けにくい場合は、参加者や審判で確認します。

06エンド(コート)の交代

  • 各ゲームが終わるごとにエンドを交代します
  • マッチの最終ゲームでは、どちらかが先に5点へ達した時点でも交代します

交代を忘れて気づいた場合は、規則に従って正しいエンドへ移り、それまでの得点は維持します。

07ダブルスは4人の順番を紙に書く

2本のラケット。ダブルスはサービスと返球の順番をペアで共有する
2本のラケット。ダブルスはサービスと返球の順番をペアで共有する

ダブルスでは、シングルスに3つの条件が加わります。

  • サービスはサーバー側の右半面から、レシーバー側の右半面へ対角に入れる
  • ラリー中はペアが交互に返球し、同じ人が続けて打たない
  • サーバーとレシーバーを決めた順番で交代する

A・B組とX・Y組で、最初にAがXへサービスすると決めた例を表にします。通常時は各区間を2本ずつ行います。

区間サーバーレシーバー次の交代
1AXXがサーバーになる
2XBBがサーバーになる
3BYYがサーバーになる
4YAAへ戻る

ラリー中の打順もA、X、B、Y、Aの順です。Aが打った直後にBが打てる位置を空け、打ち終わった人は同じ場所へ留まらないようにします。右利き同士か、右利きと左利きのペアかによっても動きやすい方向は変わります。ぶつからないよう、打った後にどちらへよけるかをペアで練習してみましょう。

順番を間違えたことに気づいた場合の処理は競技規則に定められています。正式な大会では自己判断で得点を戻さず、審判へ申し出てください。

08試合前の30秒確認

  1. 何ゲームマッチか
  2. 最初のサービスとエンドをどう決めるか
  3. サービスは2本交代、10対10以降は1本交代
  4. 最終ゲームは5点でエンド交代
  5. 練習独自の簡略ルールを使うか

まずは11点制とサービス交代を覚えて、短いゲームを楽しんでみましょう。分からない場面が出てきたら、その都度ルールを調べれば大丈夫です。

09初心者が混乱しやすい場面

スコアを言う人、サーバーを確認する人をゲーム前に決めると、進行が止まりにくくなります。サーブを出す前に「自分の得点、相手の得点、次のサーバー」を声に出す方法もあります。正式な大会では審判のコールを優先し、練習では参加者が合意した簡略ルールを最初に共有します。

ネットに当たったら、サーブかラリー中かを確かめましょう。サーブでは、正しいサービスがネットに触れて相手コートへ正しく入ればレットになります。台の角に当たったときも、上面か側面か見えにくければ、審判や相手と確認してください。

場面その場で確認すること後から調べる言葉
サーブがネットに触れた相手コートへ正しく入ったかレット
台の角付近に当たった上面か垂直な側面かエッジ、サイド
ボールが身体の近くを通った競技面より上で進行を妨げたかオブストラクション
サービス順が分からない現在の得点と最初のサーバーサービス順

仲間同士でも分からない場面は、いったん止まって一緒にルールを調べてみましょう。どんな球だったかをメモしておくと、後でコーチにも質問しやすくなります。

1015分で試合進行を練習する

試合前後に握手するプレイヤー。練習でも相手と進行を確認する
試合前後に握手するプレイヤー。練習でも相手と進行を確認する
  1. 2分:何ゲームマッチか、最初のサーバー、エンドを決める
  2. 8分:1ゲーム行い、得点とサーバーを毎回コールする
  3. 3分:10対10から開始し、1本交代と2点差を確認する
  4. 2分:迷った判定を一つだけ公式ルールで調べる

3人いる場合は1人が審判役になり、得点、サーバー、レットだけを確認します。次のゲームで役割を交代すると、プレー中には見えにくいサービス動作やエッジの判断も学べます。

11練習ゲームの記録

ゲーム後に、ルールを間違えた場面、サービスを交代した回数、分からなかった用語を一つずつ書きます。得点結果だけでなく、次に確認する規則が残るため、次回の練習開始がスムーズになります。大会へ出る場合は、競技規則だけでなく大会要項の進行方法も読み、違いがあれば主催者へ問い合わせます。

あわせて読みたい: 基本技術5つ / 初めての卓球大会ガイド / 最初の1ヶ月ロードマップ

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よくある質問

Q. 卓球は何点取れば1ゲーム勝ちですか?

原則として先に11点を取ると1ゲームを獲得します。ただし10対10以降は2点差がつくまで続きます。1マッチを何ゲームで行うかは大会要項や参加者間の取り決めで確認してください。

Q. サービスは何本で交代しますか?

通常は2本ごとに交代します。10対10になった後は1本ごとに交代し、2点差がつくまで続けます。サーバーが得点したかどうかではなく、行われたラリー数で交代します。

Q. サーブがネットに当たったら必ずやり直しですか?

正しいサービスがネットに触れ、その後相手コートへ正しく入った場合はレットでやり直します。ネットに触れた後に相手コートへ入らなければ、通常はサービスミスです。

Q. ダブルスは同じ人が続けて返球できますか?

できません。ダブルスのラリーではペアが交互に返球します。サービスも右半面から相手の右半面へ対角に入れ、4人のサービスとレシーブの順番を守ります。

VERIFICATION

参考にした情報

日本卓球協会の基本ルールと競技ルールを参考にしています。大会ごとの服装や参加条件は、主催者が出す最新の案内をご確認ください。

確認した情報源

記事の作り方や情報の確かめ方は編集方針をご覧ください。

KEEP PLAYING

次に打つ日を
ひとつ決めよう。

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